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あの話題


 シドニーで失敗しないための生活術
 シドニーで生活するために役立つ情報を提供します♪

風邪がなかなか治らないため、今日は一歩も外に出ずに家に閉じこもって、ホームページ作成に勤しんでいました。

18時、ホストマザーのジョー(Jo)と一緒に夕食をとりました。その時にジョーが日本人がもっとも恐れている話題を出してきたではありませんか!そうです。あの捕鯨問題です。

簡単に言いますと世界では日本を含む数カ国が調査のために捕鯨をしています。あと大昔から捕鯨に頼ってきた一部の原住民です。その数カ国以外の国は捕鯨反対です。反対理由はいろいろとあります。オーストラリアは簡単に言うと「かわいそうだから捕鯨反対」です。まぁ、いろいろと利権が絡んでいそうなんですけどね。

シドニーのメディアは捕鯨国の日本を批判しています。それに応じてオーストラリア人もかなり敏感になっています。特に日本の捕鯨船が親子の鯨を殺したときはメディアが大騒ぎで日本大使館の前で捕鯨反対のデモまで起きたそうです。そして、その鯨の肉を食べるのが彼らには許せないそうです。「日本は商売のために調査と偽っている」と。日本でもその問題に関したニュースをときどき見ると思います。

日本の調査では捕獲している鯨は数が多いので問題ないそうです。ただ、オーストラリア人にとって、それは問題ではありません。だって「かわいそう」なんですもの。

かわいそうです。僕もそう思います。ただ「鯨を殺すのはかわいそうだけど、牛や豚は殺してもいいの?」ということになりますよね。しかもオーストラリアはカンガルーが増えすぎたからといって殺してドッグフードにしているぐらいですし。オージービーフもドンドンと日本に輸出していますし。

ここら辺を「かわいそう」だとは思いながらも、ある程度は「文化の違い」として受け止めて欲しいものです。

この問題で、牛、豚、鳥にかかわらず、すべてのものに対して、食事の際には感謝しなければいけないんだなと改めて考えさせられました。


そこでジョーとの会話です。

ジョー:「日本は鯨(くじら)を殺してかわいそうね」

僕:「オーストラリア人は日本人のことを嫌いなの?」

ジョー:「捕鯨のことと日本人個人のこととは別問題。それに日本人がみんな鯨を殺すことを肯定しているのではなく、一部の人だけだから。」

僕:「確かに僕も鯨を殺すのはかわいそうだと思うよ」

立つんだジョー:「オーストラリア人もカンガルーを殺してしまっているから。あんまり日本のことも言えないんだけどね」

と、理解力のあるジョーでした。

僕はシドニーに行くからにはオーストラリア人に捕鯨の話をされて、ホゲーっとしているわけにもいかないので勉強をしていったのですが、肝心の英語の勉強が疎かになり、まともに英語で議論もできません(涙)

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テーマ : オーストラリア - ジャンル : 海外情報